円柱と円錐の入れ物の型紙の広さを比較しよう。
概要 「円柱・円錐の切断方法と切断面の観察」

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《課題》 入れ物Aと入れ物Bを作る場合、どちらが少ない型紙でできるか比較しよう。

学習内容

教師の指導・援助 前時の学習で用いた入れ物A(柱体)と入れ物B(錐体)について、どちらが少ない紙で作ることができるかを考える場面を設定する 。
学習内容 自分で作った立体を手にしながら、観察する。
学習内容 改めて展開してみて、どのように面積を求めればよいかを考える 。
教師の指導・援助 展開図は、どのような図形で成り立っているかを確認するように促す 。
教師の指導・援助 おうぎ形の面積の求め方については、半径が10pの円と比べてどれくらいの割合になるかを考えてみるように促す 。
教師の指導・援助 小学校で学習した円グラフの場面などを使い、全体に対する部分の割合は、中心角で考えればよいことを確認する。
教師の指導・援助 「底面積」、「側面積」、「表面積」のそれぞれについて教える。
教師の指導・援助 表面積は、展開図の面積で、それぞれの部分(底面や側面など)の面積を求めて合計すれば求められることを確認する。
教師の指導・援助 円柱や円錐だけでなく、他の立体についても同様であることをまとめる。
評価 計算によって、円柱と円錐の表面積を求める。

<付記>
体積や表面積は、円柱と円錐だけのものではないが、円柱と円錐を窓口にして体積や表面積を学ぶものとする。時間的な余裕があれば、他の立体についても具体物を有効に使いながら学習する場面を位置付ける。

予想される生徒の反応

できるだけ」少ない材料で入れ物を作ることができれば、無駄が省ける 。
入れ物A(円柱)の方が入れ物B(円錐)の3杯分の大きさだったから、型紙の大きさも同じくらいの差があるのではないか。
面積は、それほどの差はないと思う。
円柱の展開図は、円と長方形だから、それぞれの面積を求めて合計すれば求められる。
円柱の展開図は、円とおうぎ形だから、これもそれぞれの面積を求めて合計すれば求められるが、おうぎ形の面積はどうやって求めたらよいjのだろうか。
おうぎ形の中心角は216°。1周360°だから、「216÷360=0.6」で、半径10pの円の6割に相当する。
(側面を展開したときの)おうぎ形の半径と底面の半径の割合と同じだ。
  円柱の表面積は132πp 2 、円柱の表面積は96πp 2 だから、表面積も円柱の方が大きいが、それほど差はない。 cabri3D

なお単元構成および授業展開、ワークシートの著作権は新井 仁(所属:長野市立柳町中学校)に帰属しております。

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