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空間ベクトル 内積の活用

制作者:荻原 文弘

スライド デモンストレーション

目的

空間ベクトルでは、平面におけるベクトル方程式から発展させ、空間における図形のベクトル方程式を学び、それをもとにして、空間座標系における図形の方程式を導きます。
このコンテンツの目的は、Cabri3D 画面を操作・観察しながら、条件を満たすベクトルや点の動きを理解するとともに、内積を用いた図形のベクトル方程式の求め方や空間座標における
図形の方程式の求め方に対する理解を深めることです。

対象学年及び時期

高等学校 : 空間ベクトル
高等学校 : 2次曲線

構成

内積を用いて図形の方程式を求める課題として、(1)平面、(2)球、(3)円錐面を扱います。たとえば、vector BA⊥vector BP を満たす図形を追究するスライドの場合、次のような手順で進みます。
 ① 課題の提示
 ② 条件を満たすベクトルを操作・観察する。
 ③ 3次元動的幾何ソフトのトレース機能を用いて、条件を満たす点Pの様子を操作・観察する。
 ④ 点Pが点Bを通り、vector BA に垂直な平面上の点であることを確かめる。
 ⑤ 空間座標における平面の方程式を求める課題を提示する。
 ⑥ 解説の提示
生徒が空間図形上のベクトルや点の動きに対する理解が深まるように、段階的に異なる Cabri3Dの画面を配置しています。

使い方

各スライドの「ノート」に記載してありますので、ご参照ください。
授業の中で、Cabri3D の画面上で、点Pを動かしたり、見る角度を変えたりしてみせつつ、生徒に考えさせたり、生徒同士で相談させたりしながら、ベクトルや点Pの動きが理解できるように活動を工夫してください。それぞれの場面で、生徒が考えたり相談したりする時間をとりながら授業を進めてみ てはいかがでしょうか。
※ 動的幾何ソフト Cabri 3D をお持ちの先生は、Cabri3D file をお使い頂くとよいと思います。